孤独でいることをなぜ怖がるのか。
人間とは、孤独なものだ。
わたしがフラメンコをはじめて良かったと思う理由の一つに、soleaという踊りに出会ったということがある。
soleaは孤独から言葉の意味が来ているそうだ。孤独無くしてフラメンコは踊れないのだという。それは、とても深い理解であり、とても興味深く、また共感できる話である。
毎度、人間の可能性に心打たれては、人間の小さな、卑小さに、絶望することがある。
何故みんな自由を求めないのか?自由であるということは同時に、孤独であるということだ。
自分がマジョリティにいればもっと生きやすかったのか。昔からそうだが、本当に生きづらくて仕方ない。だからこそたまに、生きていて良かったと思うときは本当に本当に感動する。
孤独と付き合うことは、小さい時からなにも変わっていない。昔から、わたしと孤独はワンセットだった。誰よりも孤独と愛し合って来た。
人間は愛すれば愛するほど絶望であることもよく知っている。愚かしいと思うことでさえ、難なく乗り越える強さも、孤独が与えてくれる恩恵である。
とあるアーティストが言っていた。
なぜ、孤独でいることを怖がるのか。
わたしもまた、同じ憤りを感じているのである。
モニカみなみ